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幸福は脆く儚いシャボン玉

久々に読書なんぞをやってみました。
読んだのは『告白』(湊みなえ著)。
だいぶ前にキリトさんがお勧めしてた本です。買ったきりずっと放置だったので、暇になった今こそ読んでみようと引っ張りだしてみました。
そして真面目に読書感想なぞしてみようかな、と(笑)

あくまで一個人の感想ですが、一言で表すのなら面白くもあり、恐くもある本でしょうか。

「娘はこの学校の生徒に殺されたのです。」
上記のような教師の告白から始まり最後の結末まで飽きることなく読むことができます。
なぜ事件は起きたのか、なぜそうしたのか、結局悪いのは誰なのか…
続きが気になり時間を忘れて最後まで読んでしまいました。スリル感があるというのでしょうか。
ただ、それと同時に嫌な空気が漂う本でもありました。
読んでる最中から「これ絶対、後味の悪い終わり方してるだろうな」、と。
実際に予感は的中しましたが(苦笑)
後味の悪さは私が今まで読んだ本の中ではNO.2です。(ちなみにNO,1は「黒冷水」という本)

被害者の遺族が加害者を裁く(復讐する)、という点においては『さまよえる刃(東野圭吾著)』と同じかもしれません。
しかし、「さまよえる刃」は人が人を裁く(復讐する)ということは倫理的にどうなのかということに視点を置いているのに対し、「告白」は人の狂気に視点を置いている気がします。
「さまよえる刃」が最後まで主人公(被害者の遺族)に同情出来るのに対し、「告白」ではそれが出来ない。それは「さまよえる刃」の主人公が純粋に加害者に向かっていく(殺しにいく)のに対し、「告白」では用意周到に真綿で首を絞めていくような復讐の仕方だからなのかもしれない。

狂っているのは誰なのか。
自分の欲望のために子供を殺した加害者なのか、娘を殺された復讐のために執念深く画策する教師なのか、何も知らずに生徒を追い詰めてしまったウエルテルなのか、一番回りの動向を冷静に見ているようにみえて単純な理由でウエルテルを殺そうとする美月なのか…
それともあの本に出てくる登場人物全員が狂っているのか。
ある意味、人間の恐さを見せてくれる本かもしれません。

個人的には読んでて面白かったですし、ある意味あの結末には賞賛を送りたいですが、心臓の弱い方にはお勧めできない本です(笑)
一個人の感想でした。
ここまで読んだ人いるのかしら??(爆)
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